丸ヨ建設 名古屋支店 R7・7月 『30代から要注意!「かむ力」の低下があなたの健康を左右する?』
「かむ力って、高齢者だけの話でしょ?」
そんなふうに思っている人も多いのでは、最近見た新聞の一面にドキリ「かむ力 30代から低下」という文字が飛び込んできました。
実はこの“かむ力”、健康や見た目、はたまた脳の働きまで、全身と深く関わっているんです。
その低下は見逃せない体からのサインです。
「まだ大丈夫」と思っていたあなたこそ要注意かも…!
なぜ「かむ力」がそんなに大切なのか?
子供のころ「よくかんでたべなさい」「しっかりかんで食べなさい」と言われた記憶、ありますよね? でも、それって実はすごく理にかなっているんです。
かむことにはこんなメリットがあります:
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消化を助ける:食べ物が細かくなり、唾液とよく混ざることで胃腸の負担を軽減。
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脳を活性化:あごを動かす刺激で脳への血流アップ、集中力や記憶力の維持にも◎
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肥満予防:よくかむことで満腹中枢が刺激され、食べすぎを防ぎやすくなります。
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口腔内の健康維持:唾液分泌が促進され、虫歯・歯周病予防に。
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表情筋を鍛える:若々しい表情やフェイスラインの維持にも関係!
かむ力が30代から低下する理由
意外かもしれませんが、かむ力は30代から少しずつ衰え始めることが分かっています。その原因とは?
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柔らかい食事中心の生活:あごや歯への刺激が不足。
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歯のトラブル:虫歯・歯周病・治療痕などが影響。
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唾液分泌の減少:加齢による変化でかみにくさがアップ。
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生活習慣:ストレス・睡眠不足が間接的に咀嚼力を低下させることも。
「舌」や「頬の筋肉」も要チェック!
かむ力の低下はあごの筋肉だけでなく、舌や頬の筋力の衰えも関係します。これにより
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食べこぼし・むせやすさの増加
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滑舌の悪化
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顔のたるみやほうれい線の進行
など、*見た目や会話能力、さらには嚥下機能(飲み込む力)**にも影響が出る可能性があるのです。
咀嚼力低下が引き起こす「栄養の偏り」
かむ力が落ちると、無意識のうちに柔らかい食事ばかり選びがち。結果として…
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食物繊維不足 → 便秘・腸内環境の悪化
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ビタミン・ミネラル不足 → 免疫力低下
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タンパク質不足 → 筋肉量の減少・サルコペニアのリスク増
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糖質・脂質の過剰 → 肥満・生活習慣病リスク増
「かむ力」の低下は健康を支える“食”の質にも影響するのです。
今日からできる「かむ力」維持&アップ法
✅ 一口30回かむ:まずは意識から!
✅ 硬めの食材を取り入れる:
- 🍙 よく噛んで食べる習慣を
ごぼう、きのこ、玄米、するめなど噛むことで唾液が出て、飲み込みやすくなり、口の筋肉も刺激されます。
✅ 舌・頬の筋トレ:
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👅舌回し運動
左右20回 -
👄 「パ・タ・カ・ラ体操」もおすすめ!
口をしっかり動かしながら、「パ・タ・カ・ラ」と発音する体操は、簡単で効果的です。 -
🎈風船膨らまし
口輪筋・表情筋の強化
✅ バランスの良い食事と規則正しい生活
✅ 歯科での定期検診:
- 🦷かみ合わせ・歯周病チェックは必須
- 🪥口腔ケアをしっかりと
毎日の歯磨きだけでなく、定期的な歯科受診も大切です。
✅ ガムをかむ習慣:唾液分泌+筋肉の刺激に!
■ あなたはいくつ当てはまる? オーラルフレイル チェック!
✅下の8項目、いくつ当てはまりますか?
🟦 話しているときに、声がかすれる
🟦 お茶や汁物でむせることがある
🟦 かたいものが食べにくくなった
🟦 口が乾きやすい
🟦 食事中にこぼす・食べこぼす
🟦 薬を飲みにくくなったと感じる
🟦 口の中をよく噛んでしまう
🟦 滑舌が悪くなった/会話が聞き返される
🔎 判定の目安
✅3つ以上当てはまる人は要注意!
以下の項目に1つでも該当すれば注意が必要です‼
🔸0項目該当:現時点では問題なし
🔸1〜2項目該当:オーラルフレイル予備軍 → 意識とケアを始めるべき
🔸3項目以上該当:オーラルフレイルの可能性 → かかりつけ歯科医院等での相談を推奨
早めの対策で、健康寿命をのばしましょう!
🦷 関連チェックとして有効な追加項目(自治体・歯科医師会などで活用)
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歯の本数が20本未満になっている
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義歯を使用している
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食事でよく噛んでいないと感じる
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会話が減ってきた
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口の中を鏡でチェックする機会が少ない
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歯科受診が1年以上ない
📝 備考
オーラルフレイルは進行すると「サルコペニア」「フレイル」→「要介護」へとつながることも。
しかし、早めの気づきと対策で十分に改善が可能です。
まとめ:口から始める健康づくり
「オーラルフレイル」は、予防が可能です。
お口の健康は、体全体の健康に直結しています。
これを機に、ぜひご自身の「話す・食べる力」と向き合ってみてください。