丸ヨ建設 名古屋支店 R7・10月 『SNSで話題沸騰!『ミーム』から見る今どきの流行』
SNSでよく見かける“おもしろネタ”や“流行りの画像”それらは実は「ミーム」と呼ばれる文化的な現象です。
SNS時代に生まれる新しいトレンドの仕組み。
その“バズる”の裏には、人から人へ受け継がれる文化の力が息づいています。
🧠 ミームとは?真似されながら広がる「文化の遺伝子」
「ミーム」ってなに?
最近、「ミーム」という言葉を若い人が使っているのを聞いたことはありますか?
ちょっと聞き慣れないかもしれませんが、簡単に言えば「人から人へ、真似されながら広がっていく流行やアイデア」のことです。
今では、主にインターネット上の「面白い画像」や「動画のネタ」を指すことが多いですが、実はこの考え方自体は昔から私たちの生活の中にありました。
例えば、
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かつて流行したギャグや決め台詞
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子どもの頃に流行った手遊びや遊び方
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ある時代に人気だった着物の柄やファッション
これらも形を変えながら「真似されて広がる」という点で、立派な“ミーム”なんです。
ミームの本質:「文化の遺伝子」という考え方
実は「ミーム(meme)」という言葉は、今からおよそ50年前、イギリスの生物学者 リチャード・ドーキンス が作った言葉です。
彼はこう考えました――
「人間の体には“遺伝子(ジーン)”があるように、文化や社会にも“文化の遺伝子(ミーム)”がある。」
つまり、遺伝子が「親から子へ形を伝える」ように、ミームは「アイデア」や「考え方」など目に見えない情報を、人から人へ伝える役割**を果たしているというわけです。
たとえば――
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体の遺伝子:親から受け継ぐ「目の色」や「背の高さ」
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文化の遺伝子(ミーム):人から真似した「料理の作り方」や「ものの考え方」
このように、ミームは“文化の進化を運ぶ仕組み”だとも言えます。
現代の「インターネット・ミーム」
そして現代。
スマートフォンとSNSの普及によって、ミームの広がり方が劇的に変わりました。
今の若い人たちが言う「ミーム」は、多くの場合 「インターネット・ミーム」 を指しています。
これは、誰かが作ったおもしろい画像や動画が、SNSやLINEで次々に共有され、みんなが自分なりにアレンジして広げていく現象のことです。
まるで、「世界中同時開催の伝言ゲーム」**のようですよね。
🔹たとえば……
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猫ミーム:かわいい猫の動画に“あるある”なセリフや音をつける流行。
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短いフレーズミーム:「○○しか勝たん」「○○の呼吸!」など、セリフが日常会話で使われるようになる現象。
短い言葉や画像で感情を伝えられるミームは、まさに現代のコミュニケーションツール”とも言えます。
次々と生まれては消えていく、それが、今のネット文化の特徴なんです。
まとめ
「ミーム」とは、単なる“ネットのネタ”ではなく、人と人との間で受け継がれていく文化そのもの。
それがデジタル時代に入り、SNSという場で進化し続けています。