丸ヨ建設 名古屋支店 R7・6月 『ペットボトルの豆知識』
捨てる前にちょっと話したくなる豆知識
暑くなると、ペットボトル飲料の出番がぐんと増えます。
現場でも、オフィスでも、家庭でも、毎日のようにお世話になっている「ペットボトル」。
でも、意外とその仕組みや工夫を知らない人も多いのでは?
そんなペットボトルにまつわる“ちょっと話したくなる豆知識”をご紹介します!
「ペットボトル」は"PET"ボトルだった!
「ペット」と聞くと、つい犬や猫を思い浮かべがちですが、ペットボトルの「PET」は、「ポリエチレンテレフタレート(Polyethylene Terephthalate)」というプラスチック素材の略称。
軽くて強く、再利用もしやすい素材で、飲料容器にぴったりです。
ラベルやキャップ 分ける理由て?
分別回収のときに「キャップとラベルは外して」とよく言われますよね。
実は、ペットボトル本体とそれらはまったく違う素材でできています。
- 本体:PET
- キャップ:PP(ポリプロピレン)
- ラベル:PS(ポリスチレン)など
それぞれ別々にリサイクルすることで、より高品質な再生資源が得られます。
ボトルの底がデコボコなのはなぜ?
ペットボトルの底、よく見ると「花のような形」をしています。
炭酸飲料などの内圧に耐えるための設計なんです。
また、転がりにくくする効果や、製造コストとのバランスも考慮されていて、まさに“見た目以上に賢い設計”になっています。
1本のペットボトルが服になる!?
ペットボトルは、リサイクルすると洋服やバッグの素材にもなります。
再生PET繊維を使ったTシャツやユニフォーム、エコバッグなどが実際に販売されているんです。
だからこそ、きれいにして・分けて・出す。
そのひと手間が、「次の命」につながります。
昔のペットボトルは四角だった?
日本で初めてペットボトルが飲料容器として認可されたのは1977年。
しかし、最初にペットボトル入りで販売されたのは、意外にも“醤油だったそうです。
飲料用として登場したのは1982年。最初に使ったのはコカ・コーラといわれています。
そして当時のペットボトルの形は、以外にも四角いボトルでした。
今の丸い形に変わったのは、持ちやすさや強度、そしてリサイクルのしやすさを追求した結果だそうです。
ペットボトルの再利用に注意!!
環境意識の高まりから、使用済みのペットボトルを「洗って再利用」される方も増えています。
実は、ペットボトルの再利用は衛生面から見るとあまり推奨されていません。
一度開封したペットボトルには、空気中の雑菌が入り込みやすく、たとえ洗っても細かい傷や残留水分により雑菌が繁殖してしまう可能性があります。
特に飲み物の再保存や、何度も使い回すのはリスクが高いため、再利用は避け、正しくリサイクルすることをおすすめします。
まとめ
ペットボトルって、ただの飲み物の容器じゃなくて、技術や工夫、そして環境への配慮がたくさん詰まった“知れば知るほどおもしろい存在”。
この豆知識、ご参考になればと思います。
そして、飲み終わったあとは――
「ラベルをはがす、キャップを外す、中をすすぐ」もお忘れなく!